私はこれまでに歌で2回大きな故障をしています。
高校生の頃の初めての故障
1回目は高校生の頃です。
肩から上の筋肉に疲労をためすぎて、
痛みと痺れが出ました。
ある夜中、いきなり目が覚めたのですが、
頭、口、舌、あご、首、腕がしびれていて超びっくりしました。
舌が痺れるなんて脳に異常があるのでは!
と一気に怖くなったのですが、
よくよく感覚を研ぎ澄ますと、
筋肉がおかしそうだと気づきました。
翌日、新体操選手時代からお世話になっていた接骨院に行き、
院長の先生に症状を伝えました。
先生が首の後ろから耳の下あたりの筋肉をつかんだ瞬間、
痛すぎて絶叫しました笑。
先生曰く、首とその周辺の筋肉
(肩、目の周り、頬骨の下、あごなど)に疲労がたまっていたところに、
高すぎる枕で寝たのがきっかけで痺れが出たのでは、とのこと。
首には腕につながる神経が通っているので、
腕にも痺れが出たのかもしれません。
このときは2、3週間くらい、肩と首に電気を当てたり、
顔から肩まで丁寧に揉みほぐしてもらい、かなりよくなりました。
大学院生の頃のあごの故障
2回目は大学院生の頃です。
あごを中心に、背中から頭までの筋肉に痛みが出ました。
入学してすぐ、練習中に急にあごの関節が何かに引っかかって
開かなくなったことがありましたが、数日で元に戻りました。
これはすでにあごにかなり疲労がたまっていた証拠だと思います。
その後、2ヶ月くらい経った頃、
急に発声のテクニックを身につけた日を境に、
練習しても声帯が全く疲れないか、
前日の疲れが残っていても声が出るようになりました。
それをいいことに、内臓が疲れて
起き上がれなくなるまで練習を続けました。
2年生の後半になると、
時々声帯の疲労で声が出なくなったり、
頻繁にあごが引っかかるようにもなりました。
顎関節症の治療を始めましたが、
マウスピースが合わなくてさらに酷くなり、
そのまま冬休みを迎えました。
冬休み中に30分の本番で歌った、次の日の朝。
ついにあごがダメになってしまいました。
左のあごが痛くて、パンもかまぼこも噛みきれず、
左のあごの筋肉が固まって柔軟性がなくなり、
口が全然開かず、スプーンすら入らない状態。
とにかく痛くてたまらない!
修士演奏試験まで確か10日しかなかったため、
痛いままレッスンに行きました。
でも痛くて30分のプログラムは通せず、
結局接骨院に行き、できる限りのことをしてもらい、
修士演奏をしました。
曲の間で「痛いよ〜」と言いながら、
なんとか耐えました笑。
その後、あまりにも痛かったし疲れ切ってしまったので、
大学院を修了してから半年くらいは
全く演奏活動をしませんでした。
休んでいる間は、あごだけでなく
背中から肩や首や頭までの筋肉が
とにかく痛くてしんどかったです。
結局あごが全開(快ではない)になるまで、
4ヶ月くらいかかりました。
学んだことと指導者として
現在もこのあごの故障は完治していません。
歌っても歌わなくても、
ある一定のところからはよくならず、
疲れているときは左のあごが引っかかります。
オペラのような重い曲はほぼ歌いません。
こうなる前に止めてもらいたかった、
と少し思ったことも事実です。
指導者は生徒に練習させなければなりませんが、
どこでストップさせるかは本当に難しいです。
生徒に選択と発言の自由があるといいのかもしれません。
「痛いから休みます」と
言っても大丈夫という師弟関係も大事です。
レッスンでの調整も大切
声楽やボイストレーニングでは、
体の状態や練習量の調整も非常に大切です。
不安がある方や、
長期休み明けに声や身体が出しにくい方は、
ぜひレッスンで一緒に調整しましょう。
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